LPを作る作業には達成感があります。文章を整え、比較表を作り、ボタンを設置すると、一つの仕事を終えた感覚になります。私も複数のLPを作り、AIへの指示を何度も修正しました。
しかし、成果が出ていない以上、作成数は成功の証明にはなりません。必要なのは、ユーザーがどこで止まったかを確認することです。
この記事では、LPを増やす前に見るべき数字を、上流から順に整理します。
LPの問題とは限らない
成果が出ないと、すぐに見出し、色、ボタン文言を変えたくなります。しかし、広告が表示されていない、クリックされていない、対象外の検索語から流入している場合、LPだけを直しても改善しません。
原因を特定するには、広告表示から成果承認までを一つの流れとして見ます。
数字1.広告の表示回数
広告がほとんど表示されていなければ、LPを評価できる段階ではありません。検索需要が少ない、入札が低い、キーワードが狭すぎる、広告が不承認などの可能性があります。
表示回数が少ないときは、LPを作り直す前に、配信設定とキーワードを確認します。
数字2.広告のクリック率
表示されているのにクリックされない場合、広告文と検索意図が合っていない可能性があります。ユーザーが求める情報と広告文の約束がずれていれば、LPへ来てもらえません。
クリック率だけで良し悪しを決めるのではなく、どの検索語で表示され、どの広告文が選ばれたかを見ます。
数字3.実際の検索語
登録したキーワードと、ユーザーが実際に検索した言葉は同じとは限りません。広いキーワードでは、情報収集、求人検索、無料診断、口コミ確認など、異なる目的のユーザーが混ざります。
対象外の検索語が多ければ、除外キーワードを追加します。LPで説得する前に、対象者以外のクリックを減らすことが先です。
数字4.LPの到達と離脱
広告のクリック数とLPのセッション数が大きく違う場合、表示速度、計測、リンク先、同意画面などを確認します。
LPへ到達していても、最初の画面ですぐ離脱しているなら、広告文とLPの内容が一致していない、対象者が分からない、信頼材料がないなどの可能性があります。
数字5.スクロールと滞在
ページの下まで読まれていない場合、文章を追加するだけでは逆効果です。最初に、誰向けのサービスか、何が解決できるか、対象外は誰かを示します。
長い説明の前に、読者が自分に関係するページだと判断できる構成が必要です。スクロール率は目安であり、長く滞在すれば必ず良いわけではありません。重要なのは、必要な情報に到達しているかです。
数字6.公式サイトへのクリック
LPを読まれていても、公式サイトへのボタンが押されていない場合、紹介する理由が弱い可能性があります。メリットだけを並べても、今申し込む必要性は伝わりません。
対象条件、申込み後の流れ、費用、注意点、向かない人を示し、読者が不安を解消したうえで公式サイトへ進めるようにします。ボタンを増やすだけでは解決しません。
数字7.申込みと承認
公式サイトへ送客できても、成果が発生しない場合は、広告主ページで離脱している可能性があります。成果が発生しても否認される場合は、対象者や成果条件との不一致を確認します。
この段階では、LPの表現だけでなく、案件そのものが集客方法に合っているかを見直します。
数字を見ずにLPを増やす機会費用
一つのLPを検証せず、次のLPを作ると、失敗原因が分からないまま作業だけが増えます。文章、画像、広告設定に時間を使っても、次の案件で同じ間違いを繰り返します。
作成数を増やす前に、一つのLPで「表示されない」「クリックされない」「読まれない」「公式サイトへ進まない」「承認されない」のどこに問題があるかを特定します。
私が使う週次確認メモ
毎週、次の項目を記録します。
- 広告費
- 表示回数
- クリック数
- 主な検索語
- LPセッション数
- 外部リンククリック数
- 成果発生数
- 承認数
- 今週変更した項目
- 次に一つだけ変える項目
複数の項目を同時に変えると、何が影響したか分かりません。検証期間を決め、一度に一つの仮説を試します。
まとめ
LPを作っても成果が出ないとき、最初に確認するのは文章のうまさではありません。広告表示、クリック、検索語、到達、離脱、外部クリック、申込み、承認のどこで止まっているかです。
LPの作成数を増やすより、停止地点を特定して一つずつ改善する方が、次の案件にも使える知識が残ります。

